facebookがギャンブルというパンドラに手をかけた




facebookは8月7日に、イギリスで賭博ゲーム事業を展開する、ゲームシス社との提携を発表しました。
同じ日にゲームシスはfacebookユーザを対象に、「ビンゴ」という賭博サービスを提供するという発表をしました。ゲームでの勝者には金銭が支払われるそうです。

ニュース記事によれば、facebook側は以下の声明をリリースしたそうです。
フェイスブックは声明で「英国では現金賭博が人気で、かつ規制も行き届いており、当社の成人ユーザーに対し、安全かつ抑制の利いた方法でゲームを提供することを提携企業に許可する」と明らかにし、賭博サービスに関するゲームシスとの提携を確認した。

ゲームシスは参加者に賭け金の制限を掛けるなどの配慮をしているという事ですが、そんな程度でギャンブルの中毒性を排除できるとは到底思えません。借金してまでパチンコしちゃう人っているじゃないですか?それと同じで、いくら賭け金の制限があっても、回数が多ければ、制限なんて関係ないです。

賭博企業との提携に対して、市場は冷ややかで、facebookの株価は7日の終値で4%下落したそうです。facebook株価の下落に見られるように、ギャンブルの領域へ事業を展開し始めた事は、facebookの印象悪化に繋がるんじゃないでしょうか。

いくら規制が整っていると言っても賭博は賭博です。facebookはどんな意図があってギャンブルサービスの提供を始めようと決めたのかが気になるところではありますが、リスクが高い事をしていると思います。 一部の指摘には、ギャンブルゲームの設定がいじれてしまうんじゃないかという不安の声もありました。

日本でもコンプガチャ問題が大きく取りざたされましたが、ソーシャルゲームでのこの手のサービス(オンラインでユーザが歯止めなくお金を支払うサービス)サービスには、リアルタイムで使ったお金がいくらか、という感覚を麻痺させる特徴があります。ギャンブルなら尚更です。ラスベガスでお金を使い切ってネバダの砂漠で死ぬ人がいるほど、ギャンブルは中毒性があり、理性を超えて金銭を使わせます。

facebookはソーシャルネットワークサービスの新しい在り方を模索しているようですが、健全にオンライン上で人と人とが繋がるところに価値を置いてほしいものです。結局のところソーシャル媒体はユーザに支持されるコンセプトが無いと廃れるわけですから。小手先の利益だけに囚われて、本質的な価値を無視すればfacebookには廃れるしか道はないです。

マーク・ザッカーバーグは「ビジョナリー・カンパニー」でも読み直して、facebookという企業がどうあるべきかを一度、考えてみた方がいいでしょう。長く続いた企業の歴史を見ると企業として追及するビジョンの第一優先はサービスの向上や技術の発展で他人を幸福にする事である事が多く、利益の優先順位は3番目くらいになります。


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