2012年はソーシャル五輪の夏になる




「ソーシャルオリンピック」なる言葉が飛び交っている。

4年に1度の祭典、オリンピック。ロンドンオリンピックは前回の北京オリンピックとは一味違う応援と見方に注目が集まる。かつて、1964年に東京オリンピックが開催された時はテレビが一般家庭に普及するタイミングで「テレビ・オリンピック」と呼ばれていたそうだ。

ソーシャルメディアがメインストリームとなるのか?

以下、Yahoo!ニュースからのデータ抜粋となる2008年時点のソーシャルメディアユーザ数と2012年のソーシャルメディアユーザ数である。

■ Facebookユーザー数: 9000万人(2008)が9億100万人(2012)に(901%増)
■ Twitterユーザー数: 100万人未満(2008)が3億人(2012)に(29,900%増)
■ スマートフォン: 1890万台(2008)が1億670万台(2012)に(456%増)
■ タブレット端末: 4年前は存在せず、2012年は5480万台に

良くある比較データは昨年対比が多いが、4年前と比較すると、ソーシャルメディアのユーザ数の伸びは目を疑うほどの数になっている。今年のオリンピックはソーシャルメディアでオリンピック競技に関する事前情報や感動的な場面でのシェアがされるのではないだろうか?以前、メディアの構造が変わる時という記事で紹介しているように世界陸上のボルト失格時の様なテレビや競技場で協議を観覧しながら、Twitterでつぶやき、それに呼応する形でテレビ観覧とソーシャルメディア観覧の両方の数が増えるという、メディアの相乗効果で盛り上がりそうだ。

その意味では、ソーシャルがメインストリームとなるというより、メディア同士の相乗効果でオリンピックの楽しみ方が多様化するという期待を抱いている。しかし、どうなるかはふたを開けるまで分からない。どんな現象が起こるかを想像しながらも実際にリアルとネット、メディアでどのような現象が見られるかが楽しみだ。

さっそく、コカコーラの清涼飲料水「アクエリアス」のテレビCMで水泳の北島康介選手を応援しようという趣旨の内容が放映され始めた。ハッシュタグは「#僕にはできる」。実はソーシャルメディアのプロモーションは少ないのが現状だ。テレビCMは一枠に一社が原則でTwitterとコカ・コーラのロゴを同じ画面上に表示してしまうと、ダブルプロモーションになってしまうという壁にぶつかっているらしい。しかし、今回のロンドンオリンピックのテレビCMではロゴこそないものの”Twitter”という文字が記載されている。テレビは時代遅れの古いしがらみから脱して、大々的にソーシャルメディア連動を謳うべき時期なんだと思う。ソーシャルメディアとの連動がテレビ再生の道を開く活路なのだから。

私個人もソーシャル・オリンピックに参加しながら、オリンピック自体を楽しみたいと思う。今年の目玉のひとつはマラソンだと思う。男子代表は山本亮選手、藤原新選手、中本健太郎選手。女子代表は木崎良子選手、重友梨佐選手、尾崎好美選手が選ばれている。ロンドンの観光名所を巡る。道路だけ走るのではなく街中を選手が走る姿が見られるだろう。ロンドンの特殊なコースは一部細かったり、どころにゴツゴツした難しい路面があり、難しいコース形状とところここの攻略ができるのかがキーなのだ。日本人選手の分析するマラソンで攻略できるのかを見守りつつ、応援したい!


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