とある調査依頼でベトナムでのGoogle検索で通販関連の検索ボリュームを調査してみました。興味深いデータが取得できたので、共有したいと思います。
ベトナム人ユーザーが最も熱い視線を注ぐのは”ファッション”
カテゴリは5つ
・レディース服、カメラ、パソコン、スイーツ、ビジネス書。キーワードはもちろんベトナム語表記でGoogleキーワードツールからデータを取得しました。結果的にレディース服が圧倒的に検索需要が多い結果となりました。Googleでの検索数は月間約30万回です。
CTRが平均5.0%と仮定して、CVR1.0%あれば、月間150件の販売数を確保できる可能性があります。ベトナム人のファッションに対するこだわりはすごいですね。私がベトナムに滞在している時も20代のオフィススタッフが時々、通販で服を買っているのを目撃していました。
日本ではネット通販が流行って、でも服は売れないと言われてからECで服が売れるまで数年かかりましたが、ベトナムではネット導入期とファッション系通販の導入期が同時に進んでいるのかもしれません。
ただ、検索ボリュームがあるからといって確実にベトナムのECで服が売れているかと問われるとそこはまだまだ情報が足りませんね。単純に最新のファッションや近所のファッションショップを探しているだけのユーザーもいる事は確かですから、この検索のうちどの程度をSEMマーケティングで獲得できるかは「やってみなければわからない」。という状況だと思います。
電化製品はどうか?
レディース服の次にGoogleでの検索ボリュームが多かったのがカメラ、パソコンといった精密機器の検索です。ベトナム市場で、この分野は日系の家電メーカーのブランド力は根強いです。ベトナムの家電量販店に行っても日本の製品は多く、若干値ははりますが信頼性というところで他社と差別化できているようです。
日系の家電メーカーはSEMで直販しちゃえばいいんじゃないかと思いました。