Googleの検索シェアが下降する傾向にあります。
2011年5月の検索全体に占めるGoogleのシェアは68%程度だったのに対し、2012年5月の統計では65%まで低下、昨対では5%もの低下となりました。
逆に検索シェアを大きく伸ばしたのが、Bing.comで昨対で7%の伸びとなりました。
Bingの検索シェアが伸びたのは”タンゴカード”というキャンペーンを大々的に実施した事などでのマーケティング効果が要因ではないかと言われている。
インターネット上でのユーザの行動がSNSへ大幅にシフトしている中、検索エンジンは生き残りをかけた戦いを強いられている。Google優勢の状況は今後も大きく変わらないと予測されますが、Bingのマーケティング事例のように付加価値でユーザを取り込む施策が検索エンジンでも有効に働く事は非常に興味深いです。
ユーザが入力する検索キーワードの数にも変化が。
2単語以上の掛け合わせキーワードでの検索が昨年と比較して減少傾向にあります。
5語以上の掛け合わせキーワードは軒並み昨対で-10%を超える減少に転じています。
1単語での検索で検索ニーズが満たされている可能性があります。
Googleでのパーソナライズ検索が一つの要因ではないかと私は考えています。おの
検索キーワードに対しての掲載順位が各個人の閲覧履歴から予測されるので、複数の掛け合わせを入力しなくても目的のサイトが発見しやすくなっているのではないでしょうか。
SNSの台頭も大きな要因かもしれません。
SNSである程度の情報を取得したユーザは目的とするサイト名を入力して検索するでしょう。そうであれば、ユーザの入力するキーワードは一般名詞からブランド名・サイト名へとシフトしていく事になります。