メディアの構造が変わる時




テレビとインターネット上のメディアはユーザ獲得を競り合う対立関係にあるというのが
一般的な考え方です。
しかし、この構造に変化が現れ始めています。
日経デジタルマーケティング6月でテレビとソーシャルメディアの融合の可能性に
ついて書かれた記事がありました。

~「世界陸上」、ボルトの失格という事件で見られた”もうひとつの事件”~

日経デジタルマーケティングに掲載されていた事例で興味深かった事例です。

昨年開催された、「世界陸上」でのボルト失格というハプニングは皆さんのお記憶にも新しい
のではないでしょうか。この際にテレビの視聴率は21%まで上昇しました。
これと同時にTwitterでのツイート数はその日の最大数を記録しました。

興味深いデータはこの後テレビの視聴率が20%前後で高止まりした事です。

ツイートによる拡散効果でテレビを視聴していなかったユーザも”ボルト失格”を認知し、
テレビを付ける、そしてツイートする、それを見た別のユーザがテレビ点ける、という
形でテレビの視聴者は最高数から急低下しませんでした。

この影にはスポンサーであるトヨタのプロモーションが影響しています。
トヨタは世界陸上の番組を盛り上げる為、世界陸上の開催中に連日放送しました。
世界陸上のTwitterアカウントとページの画面を表示して、「Twitterでアツくなる!」
と視聴者に呼びかけたのです。

この仕掛けで世界陸上の時、つぶやくという行動が喚起されました。

テレビとツイッターによる相乗効果がうまく働いた事例です。

30%のユーザがソーシャルを見てテレビを点ける。
ジャストシステムの統計情報によるとソーシャルメディアの情報を見てテレビを点ける
ユーザは全体の30%にも及ぶそうです。
しかも、テレビを見ながらソーシャルメディアで当該番組内容をシェアした経験のある
ユーザは56.3%にも上るそうです。

~対立構造から連携・融合へ~
テレビとインターネットメディアは対立関係にあるメディアであるという考えかたは
もはや古いのかもしれません。
ソーシャルテレビと呼ばれる製品が2011年から流通し始めました。
インターネットに接続可能なテレビです。

メディアプロモーションの概念が変わりつつある時期なのかもしれません。


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