4月25日にオープンしたプロジェクトアマテラスとは。
講談社は4月23日にプロジェクト・アマテラスの立ち上げを
発表しました。
講談社が目指すコンセプトは下記3点です。
(1)今まで出版社が窓口を持っていなかった才能を多角的に発掘する
(2)ユーザー参加型のデジタルコンテンツを作る
(3)新たなプロモーション手法を開発していく
今まで、小説、マンガといったコンテンツは編集者という役割の人間が
コンテンツを発掘し、発信していくという流れでエンドユーザまで届いていました。
つまり、編集者、出版社といったフィルターにかけられたコンテンツと言えます。
これに対し、プロジェクトアマテラスは”編集者”という役割の人間を省き、
発信者と読者を直接結びつける事で今までになかった斬新な企画やアイデアが
発信される機会を創造するものである可能性を秘める企画だと思います。
コトラーがマーケティング3.0で述べていたように、これからの主流は
“協業による価値の創造”が新しい商品・サービスを売る為のエッセンスです。
この観点からしてプロジェクト・アマテラスは発信者と読者による協業で今までになかった
価値(コンテンツ)を創る試みです。
今後の動向をウォッチしていきたいと思います。