ワイヤ・アンド・ワイヤレスは、スターバックスの店舗で全携帯キャリアで利用できる無線LANサービスを導入すると発表した。年内に都内に約200店舗、全国に850店舗展開するようだ。カフェで仕事をする人は少なくないし、最近ではノマドがスターバックスでMacで仕事をする風景を見る事が多い気がする。
スターバックスが無線LANを導入するのはなぜか?
以前、私の記事でタリーズのスマホ充電サービスを紹介した。タリーズは店舗に置くだけで充電ができるチャージパッドの導入を開始すると発表している。スターバックス、タリーズともスマートデバイスやノートPCを利用する顧客の利便性に注目した新サービスの展開をしている。背景にはカフェの利用ユーザの価値変容にあるのではないだろうか。
スマートデバイスやノートPCでの仕事がし易い環境提供を行ない、ユーザから支持されたカフェが勝ち残ると思う。たとえば、ビジネス専用カフェみたいなものを作ってしまうのはどうだろう。設備投資が抑制できるし、BGMや環境設備をビジネスパーソン特化にしてしまえる。しかも、集まる人がビジネスパーソンなら周囲の雑音で集中力が途切れる事もないだろう。
スターバックスやタリーズを初めとするカフェの戦術が今後どうなるかに注目したい。